校長室から

外は雨...校長室は大にぎわい

今日もたくさんの子供たちが休み時間になるとやってきます。しかも今日は雨。「やることないから校長室にきたよ」はいはい、それでいいんです。

 

わいわいしながらの折り紙。こんな空間もいいですよ。みんなの自然な会話が楽しめます。

 

教え合っている会話なんぞ聞けた日には、まさに「ほんわか」してしまいます。

 

昼休みもおいで!待ってますよ。

校長室に素敵なお客様が来ました

今日は素敵なお客様をお迎えしました。1年生の学校探検です。「この人が校長先生なの?」「はい、そうです」

 

え~と、まだまだ校長としての影が薄いですね。がんばります。

 

「校長室は何をするところなの?」「お客さんをお迎えするところなんですよ」

 

「なんかこの椅子いいなぁ、すわりやす~い」本校の校長室はいつでもウエルカム。慣れてきたらぜひ来てくださいね。そうだ、折り紙しよう!

自立・自律へ ~宿題を廃止し、自主学習へ~

4月11日付けで皆様に発出した「家庭学習のあり方について」

 

令和7年4月11日

保護者の皆様

那須町立田代友愛小学校長 遠藤 克朗

家庭学習のあり方について

    日頃より本校の教育活動に御理解いただきまして誠にありがとうございます。那須町は「自立・自律」を教育の中心に据え、各校で教育の実践に努めており、本校でも同様に日々実践しているところです。

    御家庭での学習についてですが、これまでの学校では「宿題」と称した「与える学習」を実施してきました。音読や漢字練習、ドリル関係などを実施することは普通のこととして行われてきましたが、今年度よりこの実施を改め、下記のように家庭学習の方針を共有し、実践することといたしました。

1 全員に同じように与える「宿題」は実施しない。

2 家庭での学習は全て「自主的な学習」とする。

3 学習内容のあり方は段階を踏んで実施していく。

(1) 第1段階 家庭で行う学習については内容を問わない。ただし、各学年で決められた時間の確保や実施した家庭学習についての記録(写真や文章など)を取り、工夫した点や取り組んだ感想や振り返りを記入すること。

(2) 第2段階 各学年の時間や記録等は継続しつつ、週に実施した自主的な学習を振り返り、次週の自主的な学習について計画を立てて実施する。

   この実践には、与えられた学習をこなすことに時間を費やすのではなく、自分で考えた内容を、自分のペースで、自分のやり方で行うという「自主的な学習」を培わせながら、将来的な「自立した学習」への要素を含んでいます。

   学校としては「家庭で行う学習に意味をもたせる」ことを第一義とし、これまであった「宿題」を廃止しました。決して家庭での学び不要ということではありません。例えば、第1段階としてはドリルや漢字練習、音読なども含まれますし、工作や家の手伝い、自分で調べたいことや興味あることなども含まれます。第2段階では、授業に合わせた予習や復習を中心に計画を立てることや、自分にふさわしい学習について考える機会を生み出すことになります。

   これまでの「宿題」と大きく違うのは、自分でふさわしい学びを考え、行うこととなります。

 ぜひ学習指導主任から出される『家庭学習の手引き』を参考にして、自分のよさを十分生かした家庭学習に取り組んでほしいと思います。

 

令和7年度田代友愛小学校「教育の骨子」

令和7年度 那須町立田代友愛小学校 『教育の骨子』

    ~児童・保護者・職員・地域のウェルビーイングを目指す~

1 児童の多様性を認める学校へ!

 (1)学校や教師の都合を優先させない教育の実践 ~本当の意味での児童主体へ~

 (2)大声・威嚇・強指導・同調圧力を行わない支援の実践 ~児童を理解しようとする教師へ~

 (3)児童の指導や支援は言葉によって行われる意味の理解深化と実践 ~言葉の重要性を理解できる教師へ~

2 授業改革で児童を生かす学校へ!

 (1)学びの安心へ

   ア イエナプラン的学習への転換 ~田代友愛的学力観~

   イ 教えない学びへの転換 ~今こそ自主性を育てる~

       ウ 伝え合う・話合う授業への転換 ~全ての児童を同じステージに~

   エ 授業完結への転換 ~宿題から自由学習へ~

 (2)生かされる通信票へ

   ア 通信票と指導要録の在り方の是正 ~前を向ける通信票へ~

   イ 新自由主義からの脱却 ~できた・できないではない教育へ~

   ウ 見取りの意味の深化と実践 ~3観点の意味と令和の見取りを生かす~

 (3)地域と学びの連携へ

     ア 内容言語統合型学習の推進 ~CLIL英語教育を通した表現力の育成へ~

     イ 環境省ライチョウ保護増殖事業 ~那須どうぶつ王国との連携へ~

     ウ 事業経営的視野の推進 ~食と農と観光の地域連携へ(なすとらん倶楽部)~

     エ 那須町観光への理解と協力 ~那須町観光協会DMO事業への介入へ~

 3 幼保小連携で1年生を生かす学校へ!

  (1)みんなと同じことを同じように同じペースで行わせない支援 ~落ちこぼれ・吹きこぼれを生まない~

  (2)小学校の指導の変革 ~幼保の教育と小学校の教育は同じ~

  (3)体験させる・動かす ~机上学習からの転換~

  (4)田代友愛スタートカリキュラムの独立 ~遊びから学びへとつなげる~

 4 働き方改革で自分を生かす学校へ!

  (1)教師としての幸せを考える ~教師は専門職という意識~

  (2)仕事観の転換を図る ~仕事のために生きるのではなく、生きるために仕事がある~

  (3)心理的安全性の確保へ ~安心して働ける職場へ~

  (4)クリティカルに考え、提案へ ~学習する職場へ~

 

 

令和7年4月1日をもって着任いたしました

こんにちは。4月1日付けをもって本校に着任いたしました遠藤克朗と申します。克朗は「かつあき」と読みます。

田代友愛小学校。なんとも響きが心地よい校名です。まだ、赴任したてで職員会議やら何かと忙しいですが、心の中で本校の校名を唱えながらワクワクしております。

さて、私が田代友愛小学校に在籍する間の目的は「児童・保護者・地域・教職員のウェルビーイング」です。ウェルビーイングの捉え方は様々ありますが、「なんだか田代友愛小学校っていいんだよなぁ」と感じてもらえることがウェルビーイングの姿だと思います。この「なんだか」が重要なんです。あらたまって考えることなく、具体的なことが並ばなくても「なんだかいいんだよね」なんです。

そのために学校は何をするべきか、教師は何をするべきかを職員とじっくりと共有していきたいと考えています。赴任初年度はなかなか難しいかもしれませんが、少しでも前進できるように励んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

というわけで「チャレンジ!前へ!」をスローガンとして令和7年度がスタートしました。さあ!がんばりますよ~!

サッポロ那須星栄会様より寄付をいただきました

3月17日(月)、サッポ那須星栄会様より寄付をいただきました。

サッポロ那須星栄会とは、サッポロビール那須工場と取引がある企業・団体が会員となり、「会員並びに会員相互間の融和親睦をはかり、共存共栄の実をあげること」を目的として2014年5月に設立された会です。

サッポロビール那須工場が2025年3月末をもって稼働停止となることにともない、サッポロ那須星栄会も3月をもって解散となるとのことでした。

今まで、那須の地で活動をしてきた会としては、那須の未来を担う子供たちのために何か支援したいとの思いから寄付をしてくださいました。

学校としては、寄付を利用して新書を購入し学校の図書室に配置したいと考えています。

どんど焼き

12月26日(木)から1月7日(火)までが冬休みでしが、1月8日(水)より学校が始まりました。

子供たちが元気に登校し、学校に活気が戻ってきました。夕方、室野井地区で開催された「どんど焼き」に参加させていただきましたので、どんど焼きについて改めて調べてみたので御紹介したいと思います。

<行事の発祥>
 行事の発祥については、正月飾りを燃やす行事として近畿や北陸周辺で行われていた「左義長(さぎちょう)」だと言われています。左義長は、元々1月15日の夜に行われる平安時代の宮中行事であり、当時は三毬杖(さぎちょう)と呼ばれる青竹を束ね、短冊や扇子を添えて正月飾りなどを焼いていたそうです。
※毬杖(ぎっちょう)とは、木製の槌(つち)をつけた木製の杖(つえ)を振るい、木製の毬(まり)を相手陣に打ち込む遊びに使う杖のことだそうです。
※三毬杖とは毬杖を3つ束ねたもののことだそうです。
<ご利益>
 どんど焼きは縁起の良い行事であり、参加することで以下のようなご利益を授かれると考えられています。
・どんど焼きの火にあたると、一年間病気をせずに過ごせる
・どんど焼きで焼いた餅を食べると、災いや厄を免れる
・竹が大きな音で爆(は)ぜると鬼が逃げる
・どんど焼きの火に当たると若返る
・燃やした書き初めが高く舞い上がると、学業が成就する
・どんど焼きから持ち帰った灰を自宅の庭に撒くと縁起が良い

 古くから続く日本の伝統行事を継承していくことはとても大変なことだと思っています。しかし、地域の方々が一堂に会し、絆を深めていくことができる非常に意義深い機会だと思っています。現代社会では、忙しい日常の中で、地域のつながりが希薄になりがちですが、どんと焼きのような伝統行事は、私たちにその大切さを再認識させてくれます。

 

後期始業式

 10月17日(木)より令和6年度の後期がスタートしました。

 始業式で子供たちに、授業中、先生の話をしっかり聞き、一人一人が自分の力で理解していくよう心がけていきましょう。先生が話をしているときは、みんなが集中して聞き、分からないことがあったときには、自分から先生に質問していきましょう。ということと、自分が立てた目標を達成するために、日々の努力を大切にしていきましょう。目標を達成できた、できなかったという結果よりも、日々、努力できているかを意識していきましょう。そして、来年3月、学年が終わるとき、一人一人が自分が立てた目標に向け、日々、努力できていたと自信をもって答らるようにしていきましょう。という2つのことを伝えました。

 職員一同、子供たちの成長のためしっかり指導・支援していきたいと思います。

令和6年度 第1回学校運営協議回

令和6年度 第1回学校運営協議会が開催されました。

本年度の委員につきましては次のとおりです。

委員長 平野 幸一 様(地域住民代表)、副委員長 秋元 正和 様(地域住民代表)

委員 斉藤 晴視 様(地域住民代表)、秋元 庄一 様(地域住民代表)、野島 義暁 様(地域住民代表)

   森本浩太郎 様(地域住民代表)、金田裕美子 様(地域住民代表)、田中 秀利 様(地域住民代表)

   菊地  稔 様(地域住民代表)、佐分 美恵 様(保護者代表)、伊藤 髙行 様(保護者代表)

   荒井 健二 様(保護者代表)、芳賀 利恵 様(地域教育コーディネーター)、秋元 文和(地域教育コーディネーター)

   松本  幸 様(行政職員)

学校代表  渡邉  智(校長)、大島 桂子(教頭)、鏑木 明美(地域連携教員)、加藤 小卷(主任)

第1回目の学校運営協議会では、「地域が抱える課題や願い」につて熟議を行いました。

◇人と人とのつながりがある地域づくり(地域同士、地域と子供たち)

◇顔が見える地域づくり

◇子供たちへの体験活動を充実させたい(農業体験、地域の祭り)

◇自治会への加入しない方が増えている

◇子供たちの安全確保(安心して外で遊べる環境づくり、登下校の見守り)等

今後、地域が抱える課題や願いを解決していくための具体的活動を検討し、取り組んでいくことを確認しました。

 

那須町立田代友愛小学校です

 ようこそ。栃木県那須町立田代友愛小学校へ。本校は、平成26年4月、室野井小学校と田代小学校の統合により創設された小学校です。

 学校教育の意義は、人として生きる力を身に付けさせていくことにあります。「子供たちは何のために学ぶのか」という問いに対し、人は生きていく上で、多くの場面で選択する必要が出てきます。その場その場で最善の選択をするための楚となるものをもっている必要があります。学びとはその人が選択していくための楚を得ることだと云えると考えています。

 学校での学びとは日々の学校生活で教師が児童に渡していくものだと考えています。また、学校行事は日々の学びで得たものを児童一人一人が実践し、確認していく場だと考えています。学校行事を通して、新たな課題を見いだしたり、課題解決に向けた新たな目標を設定できるようになってほしいと願っています。

 教師の仕事は、日々の学校生活その中でも特に毎時間の授業でどれだけ多くの学びを児童が得られるようすることだと考えています。


 児童には学ぶ権利があり、学ぶことは義務ではありません。児童に学ばさせることは大人の義務です。多くの学びがなければ人として生きていくための選択ができません。

 その時、その時の学齢期に応じた学びを大切にしていくために、日々の学校生活のなかで今まで躊躇していたことにも一歩気持ちをふみ出し、取り組んでいける児童、教師を目指し「ふみ出せ一歩 田代友愛」をスローガンに掲げ教育活動に取り組んでいます。